今度は水害
3月11日からの記憶を日記のように書く…。
と前回の記事で書きましてね、少しずつ書いてはいるものの、連続して公開しようと思っていますので、もう少し時間を…。
結婚して半年となる直前に地震に見舞われ、結婚して1年が過ぎた週に今度は台風がやってきました。
なんだか、今年は自然災害にことごとく打ちのめされている気がします。当然、人災である東電の原発事故にもね…。
僕たちが住む家とその周辺、そして職場には直接的な被害はなかったものの、勤める会社の郡山市にある事務所が壊滅的な被害を受けました…。
台風が来たのは9月21日のこと。
雨が降り続き、風が強くなったりなんかしてね、今日はさっさと定時で帰るのが得策と思い、家に帰り、家の中で台風のニュースを見ながら過ごしました。
ラジオを聴きながらお風呂につかっていると、郡山市の事務所の近くにも避難指示が出ていることを報じていました。事務所の近くの河川が危険水位を超えたと…。
翌朝、職場へ出勤すると、郡山の事務所が水没したことを知らされました。
腰の辺りまで水につかり、机の上のものまで水没したと…。
2階に物を上げる余裕もなく、一気に浸水したと…。
僕の職場からも半数以上の人数で、救援に向かいました。
高速道路が通行止めになっており、4号国道は渋滞が激しく、何時間かかるか分からない。
そんなことで、裏道裏道と通って行きました。
郡山に着いて…。そこには、テレビでしか見たことない被災地の姿がありました。
敷地内は田んぼのように泥でぬかるみ、事務所内は電気も電話も不通、腰以上の高さのもの以外はすべて水没。壁には浸水した高さの跡が残っていました。
そこからはとにかく、残すもの捨てるものに分別し、玄関の外にはゴミの山ができました。
郡山の事務所のえらい方が言いました。
地震の時は持ちこたえたのに…。
ホントにそう…。地震では軽微な被害で済み、半年たってようやく元通りになってきたと言う時の水害…。
泥をかき出すにも、配電設備も水につかり、電気が止まっているため、屋上のタンクに水が送られないので、タンクが空になった時点で事務所内の水道もストップ。
濁る地下水を発電機でくみ上げながらの作業でした。
行かないと分からない惨状…。「悲惨」としか言いようのない事務所…。
3連休も交代で片づけの応援。昨日、僕も心ちゃんも手伝いに行ってきました。
借りてきたトラックの運転手になり、ゴミ処理場との往復を何度もしました。
水防活動で積んだ土のうと、低い場所に溜まった泥を入れた土のう…。これをトラックに積み込むのは、ホントに堪えました…。
なんとか3連休で片づけをだいたいこなして、今日から少しずつ本稼働って感じのようです。
しかしまぁ、こんな非常時で、3連休全部手伝った人だっているのに、なんだかんだ言って1度も手伝わなかった馬鹿どもが、僕の職場に数名…。
地震の時もそうだったもんな、仕事なんてどうだっていいのに「仕事が止まる」だなんだと言って動かなかったもんな。
普段からみんなに嫌われてるからねー。今回何も手伝いしなかったから、そいつを見てるとみんなからの風当たりが、さらに厳しいものになったのが見て取れます。
朝出勤すると、僕にこう言うわけです。
昨日はお疲れ様でしたー。
と。
だから言ってやりました。
はい疲れました、とっっっても。木曜と日曜の2回も行くことになるとは思わなかったね。
ってね。
3連休だって大して予定あるわけないのよ、そろそろ孫がいてもいいくらいの歳で独身だもの。墓参りして実家に入り浸るくらいしかないでしょってね、思いたくなくても思っちゃうわけ。
やれやれ、もうこれ以上の天災、東電のような人災はごめんですなぁ。
そろそろ、平和に暮らさせていただきたいところです…。
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